• ASIAGAPとは

    ≪概要≫

    農業においては、田植えや収穫といった作業だけでなく、土壌や水といった生産環境もよい農作物を作る上での重要なポイントとなります。安全な農作物を作るために、これら生産工程のすべてをしっかりと管理し、それを第三者が確認して評価できるようにしたものが、GAP認証です。農林水産省によれば、食品安全、環境保全、労働安全などの持続可能性を確保するための取り組みでもあるとしています。
    国際規格に対応し、輸出に活用できます。管理点はJGAPの約2倍で、人権や衛生に関する国際基準「危険度分析による衛生管理(HACCP)」などが加わります。東京五輪・パラリンピックでは選手村の食堂や会場の飲食店で使う食材について、GAPの認証取得を条件としています。
    GFSI(Global Food Safety Initiative:世界食品イニシアティブ)は、世界的に事業展開している主要な食品企業が平成12年に発足させた組織で、世界にある多種多様な食品安全認証プログラムの等価性を図るためのプログラムを運用しています。欧米を中心とした食品小売・製造事業者では、このGFSIに承認された認証を取得しているかどうかが取引条件となりつつあります。
    こうした流れのなかで政府は農産物の輸出促進のためにも、グローバルGAPなどの国際的に通用する認証取得の推進に加えて、日本発の民間認証が国際的に通用する規格にすることも課題としてきました。
    こうした流れのなかで政府は農産物の輸出促進のためにも、グローバルGAPなどの国際的に通用する認証取得の推進に加えて、日本発の民間認証が国際的に通用する規格にすることも課題としてきました。
    そのなかでGAP(適正農業規範)の取り組みでは、日本GAP協会が日本でもっとも認証件数の多いJGAPをもとに、GFSIの要求事項に応じてASIAGAP(アジアGAP)として改訂し、平成29年に11月にGFSIに承認申請を行いました。それが、ほぼ1年をかけた審査を経て、このほど承認されました。
    日本GAP協会によると、平成30年9月末時点でアジアGAPは1700農場が取得しています。GFSI認証取得によってこれらの農場は国際的に通用する認証を得たことになります。


     

    ≪ASIAGAPの現状≫

    ASIAGAP認証を受けている茶農家は全体の0.5%と非常に少なく、認証茶葉を提供できる茶農家、企業は限られています。
    その中で私たち桃翠園グループでは抹茶や煎茶を含む緑茶(生葉、荒茶)・ウーロン茶(生葉、荒茶)・紅茶(生葉、荒茶)にて認証を取得しており、また「農家」としてではなく「企業」として生産を年間通して行っている為、品質・価格・数量において、ご希望に沿える形でのご提案が可能です。

     

    ≪ASIAGAP取得のメリット≫

    1 衛生管理、衛生観念に対する意識が向上し、異物混入の防止が図られる様になった。
    2 農薬・肥料の在庫量、作業日誌等の記録を残す習慣が自然と身に付くようになった。
    3 組合員1人1人が作業の安全性を意識し、そのための注意喚起が徹底される様になった。
    これにより製品製造に際し、危機意識を共有することで製品の安全性及び製品クオリティの向上が図られるようになった。
    4輸出対応を含めた国際基準であるので、原料の仕様目的の幅が大きく広がる。

     

    ■ASIA GAP指導員資格保有者
    金山 義史(かなやま よしふみ)
    所属:㈱出雲精茶 取締役 工場長
    ASIA GAP導入や認証獲得を目指す農家や企業に指導を行う為の資格です。
    当社ではより専門的にASIA GAPに基づいた生産や加工計画を行うため、指導員資格を持ったスタッフが現場で指揮を執っております。

  • 出雲抹茶の茶畑の周りには農家の方の野菜畑や民家があります。そこにお茶にまく農薬がかからないように風向きを考えて撒いたり、霜を防ぐ防霜ファンは朝の4時ごろに動き出すケースが多いので、そのことを先にお知らせし、了承を得ておいたりと様々な問題がありますが、地域の方々とお付き合いる上で大事なことなのでお互いに連絡を取り合い、時には地域の活動に参加し、親睦を深めながら日々の作業に当たっています。

  • 乗用摘採機

    畝をまたがる形の大型の機械で上に人が乗り、前に進みながら下についている刃が自動で動き可搬摘採機のと同じ要領でお茶を摘み、後ろについているタンクにお茶をため込んでいきます。広い茶畑だとこの常用の摘採機が大活躍します。

  • 茶畑の位置

    出雲市の市街地を抜けた山間部に出雲抹茶の茶畑はあります。

  • 店舗

    出来立てのお茶をお客様へお出ししたいという想いから工場や社屋の隣に店舗を建てました。
    「お茶屋だから出来る事」その上で「うちだから出来る事」は何かと考え、とにかく出来立ての物を、焙じたてのお茶を、ご家庭ではできないことを楽しんでもらえる店舗にしました。

  • 大雨による被害

    お茶の苗を始めて2年目に3週間以上雨が降らない時がありました。振ってほしいと思っていた矢先に待望の雨が降ってきたのですが、それは大変な豪雨で日照り続きの茶畑には雨水が吸収されるまでに川ができ、せっかく植えたお茶の苗の約4割が流されてしまいました。

  • 一日の収穫量

    一日に約1.5tのお茶を摘み取り、その日のうちに加工します。

  • 畑造成時、そこにはまだブドウ栽培に使用していたハウスがあったり、ブドウの根が張り巡らされたりしていました。また別の畑は元が田んぼだったせいか米の稲が出てきたりしていました。
    それらをまず撤去したり整備するところから出雲抹茶の歴史はスタートしました。

  • 茶の製造

    自社にて一貫生産で行う当店のお茶は、とにかく桃翠園だから出る味ということに重きを置いています。使う機械は同じでもよそには絶対にまねのできない長年の技術がお茶の味に活きています。

  • 全て植え直し

    大きな落胆がありましたが、立ち止まってもいられないのですぐに畑の状態を戻し、お茶の苗をまたせっせと植え、2か月かけて何とか元通りにすることができました。

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